ネルドリップの効率的なやり方私案

 文章が書けなくなってしまったので、リハビリのために適当なことを書く。

 コーヒーの抽出方法の一つにネルドリップがある。布で濾すことにより、ペーパードリップのように一定の勢いで水分が抜けてしまうことがなく、自分が望む具合にコクを加減しやすい(かならずしも長所というわけではなく、好みが分かれる)。一方、使い捨てのペーパードリップとは異なり、ネルは手入れが面倒だと言われる。

 自分は20年くらいはネルドリップを続けてきた。それがあまり億劫にならないのは、ほどほどに手を抜くかたちでルーティン化されているからではないかと思う。ネルドリップの解説を探してみても、横着のやり方は見かけない気がするので、試しに書いてみたい。なお、美味しく抽するテクニックについては触れない。

抽出に至るまでの段取り

 ネルは水に浸けた状態で冷蔵庫で保管し、使用する際には固く絞って水気を切る(ただし、繊維を傷めないように捻らず握って絞る)。この際、一般にはネルを煮沸することが推奨されるが、自分はこのタイミングではまずやらない。調理において器具の準備という工程が省かれることによる効率面の効果は大きい。とはいえ、たまには必要ということで、レトルトパックを茹でる際に、ついでにネルを入れておくようにしている。

 湯は淹れようとする量より300ml以上多めに沸かす。この湯はカップを温めるのに使う他、後述の片付けでも用いる。湯が沸騰したら、コーヒーポットで湯を冷ます間、ポットと蓋の間にネルを挿んで温めておく。ネルが冷たいままだと抽出時のの温度を下げてしまうため、その時点でせめて体温よりは温かい状態にしておきたい。温まったネルは湯気を吸っているので、もう一度絞る(取り出した瞬間はかなり熱いため、少し振って冷ます)。

蓋でネルを挟む

抽出後の片付け

 無事にコーヒーの抽出が終わったら、ただちに出涸らしの粉を捨て、ネルを水ですすぐ。生地を傷めないよう、ごしごし擦ったりはせず、水の勢いで表面の粉を流す程度に留める。そしてこの間に、残り湯をもう一度沸騰させる

 一通り粉を落としたネルは、保管用のタッパに半分くらいの水と一緒に入れ、シャカシャカと軽く数十回シェイクしてすすぐ。この方法は他で聞いたことはないが、擦らずとも生地の目に詰まった粉を落とせるため、保管状態も良くなりネルが長持ちする(気がする)。

 濁った水を捨てたら、今度は沸騰した湯を流し込み、しばらく放置する。ネルを軽く煮沸したのと同じ効果が得られ、翌日にぬめりが出るのを防ぐことができる。湯がぬるくなったら、水を替えて先ほどと同じシェイクを2回ほど繰り返した上で、新しい水を張って冷蔵庫で保管する。

 以上の効率化により、ネルドリップの短所とされる手間をあまり意識することなく作業をルーティン化できる。

One Reply to “ネルドリップの効率的なやり方私案”

  1. 1
    なかがわ

    >ネルは水に浸けた状態で冷蔵庫で保管…
    そうなんだー!
    ネルドリップは使ったことない人間にとっては、へえー!ばかりなことですね。

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