谷口の業績やその他

 著書

論文

  • 2004 「ターンテーブリズムにおけるDJパフォーマンスの音楽的分析」、『ポピュラー音楽研究』第7号、15~34ページ。
  • 2004 「録音・複製テクノロジーと音楽聴取体験の多層化 ―― オーディオ趣味とDJ文化を中心に」(増田聡との共著)、『鳴門教育大学研究紀要(芸術編)』第19巻、25~35ページ。
  • 2009 「デジタル・シンセサイザのユーザにとってのキーボード観 ―― 1980年代における『音作り』の実践を例に」、『ポピュラー音楽研究』第12号、3~17ページ。
  • 2009 「『楽器としての録音技術』の多義性 ―― ターンテーブリズムにおける『演奏する身体』をめぐって」、『東洋音楽研究』第74号、63~74ページ。
  • 2010 「レコード音楽がもたらす空間 ―― 音のメディア表現論」、『RATIO SPECIAL ISSUE 思想としての音楽』、講談社、240~265ページ。
  • 2015 「ユーザーになるための聴取 ―― デジタル・シンセサイザーの受容過程をめぐって」、日本記号学会編『音楽が終わる時 ―― 産業/テクノロジー/言説』、新曜社、85〜102ページ。
  • 2021 「イメージを移植する耳 ―― 初期パソコン受容に見るミュージシャンシップの形成」、細川周平編著『音と耳から考える ―― 歴史・身体・テクノロジー』、アルテスパブリッシング、550〜565ページ
  • 2024 「制御の論理と活用の論理 ―― 1980年前後のマイコン/パソコン受容における音楽」、『京都精華大学紀要』第57号、3〜15ページ。

その他の執筆物

  • 2004 「ジェフ・ミルズ ―― DJとアーティストの狭間から『EXHIBITIONIST』が問いかけるもの」、『ミュージック・マガジン』2004年2月号、62~65ページ。
  • 2004 《項目執筆》 「XTC」 「フランク・ザッパ」、『スーパーニッポニカ Professional』 小学館。
  • 2005 《インタビュー》 「DJケンタロウ」、『ミュージック・マガジン』2005年1月号、70~73ページ。
  • 2005 「レコードは、初めから円盤だったわけではない」、『レコード・コレクターズ』5月増刊号(レコード・CDトリヴィア大百科) 16~19ページ。
  • 2005 「アナログ盤の歴史を知ればいろんな秘密が見えてくる」、『レコード・コレクターズ』5月増刊号(レコード・CDトリヴィア大百科) 64~67ページ。
  • 2006 「新しいビジネス、揺れ動く価値観」、『InterCommunication』2006年冬号、56~57ページ。
  • 2006 《語句解説》 「DJ」、『ミュージック・マガジン』2006年3月号、82ページ。
  • 2006 「ネットは何を『共有』するのか?」、 『Winny ファイル共有のトリセツ』 アスペクト、28~30ページ。
  • 2006 《語句解説》 「民族音楽(学)」、『ミュージック・マガジン』2006年5月号、75ページ。
  • 2006 《語句解説》 「MC-8」、『ミュージック・マガジン』2006年7月号、82ページ。
  • 2006 《項目執筆》 『きっずジャポニカ』、東京:小学館。
  • 2006 《分担執筆》 小沼純一監修 『あたらしい教科書 音楽』、東京:プチグラパブリッシング。
  • 2007 《語句解説》 「BPM」、『ミュージック・マガジン』2007年10月号、83ページ。
  • 2007 《語句解説》 「チョップ」、『ミュージック・マガジン』2007年12月号、82ページ。
  • 2008 《座談会》 「初音ミクと未来の音 ―― 同人音楽・ニコ動・ボーカロイドの交点にあるもの」(東浩紀、伊東剛、谷口文和、DJ TECHNORCH、濱野智史)、『ユリイカ』2008年12月臨時増刊号、143~161ページ。
  • 2009 《被インタビュー》 「iPhoneと音楽史」、徳井直生、永野哲久、金子智太郎 『iPhone×Music ―― iPhoneが予言する「いつか音楽と呼ばれるもの」』、翔泳社、208~219ページ。
  • 2010 《語句解説》 「ウーリッツァー」、『ミュージック・マガジン』2010年2月号、81ページ。
  • 2010 「『弾かないピアノ』を想像する」、『ユリイカ』2010年4月号、219~223ページ。
  • 2012 「音楽家はMacを選ぶ? ―― パソコン・ユーザーとしての音楽家をめぐって」、『アルテス』Vol.2 、37~42ページ。
  • 2013 「ボーカロイドはいかにして“歌うキャラクター”となったか ―― “新しさ”のなかの“新しくない”部分を探る」、『ミュージック・マガジン』 2013年10月号、65〜69ページ。
  • 2023 「テクノロジー」、永冨真梨、忠聡太、日高良祐(編著)『クリティカル・ワード ポピュラー音楽 ―― 〈聴く〉を広げる・更新する』、フィルムアート社、32〜40ページ。
  • 2023 「『ポスト・キーボード』のピアノ」、『ユリイカ』2023年12月増刊号、57〜63ページ。

翻訳

  • 2004 ペニー・リンボー(aka. ジェレミー・J・ラッター)「その名はクラス、生まれつきのクラス ―― 俺の反抗的な人生」、『文藝別冊 セックス・ピストルズ』、164-177ページ。
  • 2004 ポール・ギルロイ 「愛のように大胆に? ジミのアフロサイバーデリアと『いまだ為されていないこと』への挑戦」(水嶋一憲との共訳)、『文藝別冊 ジミ・ヘンドリックス』、76-96ページ。
  • 2015 ジョナサン・スターン 『聞こえくる過去 ―― 音響再生産の文化的起源』、インスクリプト(中川克志、金子智太郎との共訳)。

口頭発表/登壇

  • 2001 「ターンテーブリズムにおけるDJパフォーマンスの音楽的分析」、日本ポピュラー音楽学会第13回大会(関西大学、12月2日)。
  • 2003 「ターンテーブリズム研究 ―― 『楽器としてのターンテーブル』をめぐって」、東洋音楽学会東日本支部第4回定例会(上野学園大学、3月15日)。
  • 2003 「ターンテーブリズム研究 ―― 『楽器としてのターンテーブル』をめぐるコンテクストの形成」、日本音楽学会第304回定例研究会(武蔵野音楽大学、6月14日)。
  • 2003 「採譜の理論的再検討 ―― 音楽体験の視覚化に向けて」、東洋音楽学会第54回大会(エリザベト音楽大学、10月26日)。
  • 2003 「録音・複製技術と音楽聴取体験の多層化」、日本ポピュラー音楽学会第15回大会(中京大学、11月30日)。
  • 2004 《ワークショップ》 「DJ/クラブ文化研究の現在」(問題提起社:木本玲一、谷口文和/討論者:遠藤薫)、日本ポピュラー音楽学会第16回大会(東京藝術大学、11月28日)。
  • 2005 「『楽器』から『機材』へ ―― DTMにおける音楽実践の変容と『キーボード』の位置付け」、日本音楽学会第56回全国大会(明治学院大学、10月22日)。
  • 2006 「音楽制作環境の私有化とミュージシャンシップの再編成」、日本ポピュラー音楽学会第18回大会(東京大学、12月3日)。
  • 2010 《ワークショップ》「大学教育におけるポピュラー音楽 その2」(谷口文和、安田昌弘、山路敦司、吉岡英樹)、日本ポピュラー音楽学会第22回大会(東京芸術大学、11月28日)。
  • 2011 《シンポジウム》「ポスト・パッケージ時代の音楽活動 ―― ネットレーベル現象から考える」(今井晋、樺島榮一郎、谷口文和、日高良祐)、日本ポピュラー音楽学会2011年関東地区第2回例会(亜細亜大学、9月10日)。
  • 2012 《ワークショップ》 「ポピュラー音楽の美学と存在論 ―― 今井論文をめぐるオープン・ディスカッション」(問題提起者:今井晋、増田聡/司会・討論者:谷口文和)、日本ポピュラー音楽学会第24回大会(武蔵大学、12月9日)
  • 2013 《セッション》 「モノと人と音楽と社会 ―― ポピュラー音楽研究のフロント」(谷口文和、土橋臣吾、南田勝也/司会:安田昌弘)、日本記号学会第33回大会(京都精華大学、5月19日)
  • 2013 《ワークショップ》 「初音ミクは〈新しい天使〉か ―― ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』のアクチュアリティ」(問題提起者:遠藤薫/討論者:谷口文和/司会者:辻大介)、日本マス・コミュニケーション学会2013年度秋期研究発表会(上智大学、10月26日)
  • 2013 《ワークショップ》 「ポピュラー音楽の美学と存在論(2) ―― 今井論文をめぐるオープン・ディスカッション」(問題提起者:増田聡、吉田寛/討論者:森功次/司会:谷口文和)、日本ポピュラー音楽学会第25回大会(関西学院大学、12月8日)
  • 2014 《シンポジウム》 「メタ複製技術と音楽文化の変容」(パネリスト:遠藤薫、kz、Naohiro Yako /司会:谷口文和)、日本ポピュラー音楽学会第26回大会(学習院大学、12月7日)
  • 2015 《話題提供》 「音楽学にとっての音響メディア研究」、日本音楽学会西日本支部第26回例会(大阪大学、6月20日)
  • 2015 《招待講演》 「レコード音楽の歴史とサウンド概念」、先端芸術音楽創作学会第26回研究会(京都精華大学、12月20日)
  • 2023 「マイコン/パソコン受容における『制御』と『活用』 ―― コンピュータのユーザになるための論理」、日本メディア学会2023年度秋季大会(オンライン、11月4日)
  • 2023 「初期DTMにおけるミュージシャンシップ」、日本ポピュラー音楽学会第35回大会(四国学院大学、12月9日)

レビュー

  • 2004 《書評》 ウルフ・ポーシャルト『DJカルチャー ―― ポップ・カルチャーの思想史、『ミュージック・マガジン』2004年8月号、194ページ。
  • 2004 《映画評》 ハンス・フェルスタッド監督『MOOG』、『ミュージック・マガジン』2004年12月号、194ページ。
  • 2005 《書評》 ブレット・ミラノ『ビニール・ジャンキーズ ―― レコード・コレクターという奇妙な人生』、『ミュージック・マガジン』 2005年3月号、194ページ。
  • 2005 《書評》 湯山玲子『クラブカルチャー!』、『ミュージック・マガジン』2005年12月号、206ページ。
  • 2006 《書評》 沖野修也『DJ選曲術 ―― 何を考えながらDJは曲を選び、そしてつないでいるのか?』、『ミュージック・マガジン』2006年2月号、116ページ。
  • 2006 《書評》 三井徹監修『ポピュラー音楽とアカデミズム』、『東洋音楽研究』第71号、162~164ページ。
  • 2008 《書評》 小泉恭子『音楽をまとう若者』、『ポピュラー音楽研究』第11号、32~36ページ。
  • 2011 《書評》 クリストファー・スモール『ミュージッキング ―― 音楽は〈行為〉である』、『アルテス』Vol.1 、198~202ページ。
  • 2016 《書評》 東谷護編著『ポピュラー音楽から問う ―― 日本文化再考』、『音楽学』第62巻2号、52-53ページ。